日本の近代史を70年サイクルと捉える

この記事が良ければ、ぜひシェアお願いします

神田昌典さんの本を読んでいる中で、神田さん自身は日本の近代史は70年サイクルで回っていると考えていると述べられていた。少なからず、私も戦後に起きた文明・経済がちょうど変わるタイミングに来ていると考えていたので、ほぼ70年に当たる。肌感覚でも同じ考えで共通できていたのと少し嬉しくなりましたが(笑)、まさしくこのサイクルは近代史では合っているように思えます。

1940年と言えば、東京オリンピックの開催権を返上し、その前の1939年には第二次世界大戦勃発、さらに1945年に敗戦し日本は政治・経済・教育などあらゆることが大きく変化していきました。その後、日本は技術立国として世界第二位の経済大国にまで上り詰めたものの、バブルの崩壊を経験し、衰退の一途を辿り、今は途上国の勢いに飲まれそうになっています。

もはや、技術立国であった日本の影響力は小さくなり、大手電機メーカーは重電以外は非常に厳しい状況に陥っています。液晶テレビの雄であったシャープは、社員の大幅リストラとホンハイとの交渉が難航化と先が不透明。SONYも不採算部門を精算。パナソニックも「本社要員半減」と 大リストラを発表。「日の丸半導体」と呼ばれたエルピーダメモリは倒産、NEC・日立・三菱電機の半導体部門が(最終的に)集まったルネサス エレクトロニクスも1万人を越える大リストラ策を発表。

1945年からどん底から右肩に上がっていき、高度経済成長期、さらにバブルという1980年~1990年前半をピークに、右肩下がりのグラフが綺麗に描ける訳です。

スポンサーリンク

今後は新たなサイクルが始まる

そのことを踏まえると、新たなサイクルは既に始まっているかもしれません。日本は一時期「総中流階級」と呼ばれていましたが、今や中流を保つのも厳しい時代です。その代わり、中国が人口世界第一位の超大国となり、インド・ベトナムといった途上国の所得も増えています。世界人口における富裕層は、1900年代の先進国が多くを占めていましたが、今やその割合も変わってきています。

先進国であるアメリカでは失業率は、サブプライムローン問題やリーマンショックを気に急激に上がり、今やユーロ連合でも国によっての差が激しく出ています。イギリスでは、人口6200万人のうち若い世代である16〜24歳の約100万人が職なしという状況。幾つかの国の財政危機も世間で騒がれています。

よく見かけますが、中国人の一部は本当にお金持ちになった人がいるなとも実感します。秋葉原や池袋の電気店に行くと、同じ電化製品を大量買いして自国のお土産として持って帰るのをよく見かけます。パソコン10台買いなんてザラです。私はこの前、秋葉原の電気店でパソコンを見ていたら、両側のお客さんが中国人でした。カメラを買いに行ったときも、日本人はほとんどが1万円前後の価格帯に集まり、中国人が10万円以上の高級機器を買っている状況です。

これらを見ていると、グローバル規模で新たなサイクルが始まっているんだと実感します。

だからと言って地域をないがしろにすべきではない

とは言え、一つ覚えのように「グローバルだ」「グローバルだ」と言うのも私は違うと思います。日本の町工場で作られる精密部品は、ほとんどが海外に輸出されていたりします。地域に根ざした企業を支えることが、これからの日本には必要なのではないでしょうか。

もちろん、グローバルを意識しないことが正しいことだとも思いません。グローバルを意識しつつ、地域を活性化させることも必要になるのではないでしょうか。日本は島国という独特の文化をもった国であり、四季折々の特徴を大事にする国です。肌感覚にすぐれ、繊細で、色彩に溢れるセンスを持っています。そういった日本人ならではのものを世界に発信することができれば、あるいは地域で埋もれないよう大切にすることが大事なのではないでしょうか。

大量生産・大量消費の時代のままでは、衰退の一途を辿ってしまう気がします。そのためにも、これからの70年というサイクルをどう創造していけば良いのかを、皆がそれぞれ考えていくことができるといいなと考えます。

スポンサーリンク

この記事が良ければ、ぜひシェアお願いします

もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
スポンサーリンク