中国百度、独自OSを搭載した低価格スマートフォンを発表。日本は?

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今やスマートフォンでのOSと言えば、Apple社のiOSとGoogle社のAndroidが主力と言っていいでしょう。Microsoft社のWindows Phoneやカナダのリサーチ・イン・モーション社のBlackberryは苦戦している印象です。(一時期Blackberryは外資系金融ビジネスパーソンには流行っていた印象があるのですが、流行は一瞬でしたね・・・。)

日本にはガラケー時代から搭載されていた東大坂村教授が開発したtron OSが主流だったのですが、当のガラケー自体の開発が少なくなってしまい、iPhoneかAndroid端末か、スマートフォンと言えばほぼ2択となってしまいましたね。(Windows Phoneはauだけですし)

日本の携帯端末メーカーがガラパゴス化したことによる、高機能高価格路線を突っ走った結果、海外への展開が失敗したことが大きいかも知れないですが、日本の独自OSというものは製品版スマートフォンには存在しません。せめてAndroid OSをカスタマイズするくらいですね。

そんな状況の中、中国の検索大手『百度(baidu)』が独自OSと搭載した低価格スマートフォンを近い将来発売すると発表しました。

中国検索大手のBaidu(百度)は現地時間2012年5月15日、独自OSを採用した低価格スマートフォン「Changhong H5018」を発表した。リリース時期については明らかにしていないが「近い将来」発売するとしている。販売価格は1000人民元(約1万2000円)未満となる見込み。

 Changhong H5018は、クラウドベースのモバイルプラットフォーム「Baidu Cloud Smart Terminal」を搭載し、「Foxconn(富士康)」ブランドを展開する台湾Hon Hai Precision Industry(鴻海精密工業)が製造する。3.5インチのタッチ式ディスプレイを備え、第3世代(3G)ネットワーク接続をサポートし、300万画素のカメラを内蔵する。中国キャリア大手のChina Unicom(中国聯通)との提携を通じて販売する。

引用元 : 百度、クラウドベースの独自OSを搭載した低価格スマートフォンを発表 | IT pro

引用元の画像を見て貰えばわかりますが、「どこかで見たようなUIにそっくりじゃね・・・」とは思うモノの、まぁそこは仕方ないですよね(笑)それにしても、「これはスマートフォン市場に大きな衝撃を与えるものではないのか?」と私は思いました。理由は下記の3点です。

  • 中国国内で独自OSを開発しているという点(詳細は不明ですが)
  • スマートフォンの価格常識を打ち破る低価格
  • 10億人以上の加入者を要する中国での展開

特に中国は、中国語という特殊な言語でもあり、市場が閉鎖的と言うこともありApple製品が充分に供給されていないということもあるため、このスマートフォンが世界シェアを変えに来る可能性は充分にあると考えます。

大手携帯通信事業者ごとの数については、今年1月末時点で、首位のチャイナ・モバイル(China Mobile)が6億5544万人(そのうち3G契約者は5394万人)。1月の増加数は全体で587万人、それに対し3G加入者は273万人だった。

いっぽう2位のチャイナ・ユニコム(China Unicom)は全体で2億289万人で、そのうち3G加入者は4307万人(1月の3G加入者増加数は305万人)。

さらに、第3位のチャイナ・テレコム(China Telecom)は、全体で1億2925万人、また3G加入者は3870万人。1月の増加数は全体で278万人、そのうち3Gは241万人だったという。

引用元 : いよいよ10億人 – 中国の携帯電話加入者、今月中にも大台に

とは言え、シェア1位ではないチャイナ・モバイルからではないのは気になるところですが、それでも2億人を越えているからすごいもんです。世界の人口が約70億人のうち、中国人は約13億人ということで、中国国内だけでも世界の約2割を占めているので影響は大きいはずです。

日本での独自OS開発はありえないのか?

先述したTRONをベースに、ITRON→μITRONと今は組み込みシステム向けリアルタイムオペレーティングシステムの仕様として成長し、テレビ、ビデオなどのAV機器や家電製品、プリンタなどのパソコン周辺機器、コピー機などのOA機器や自動車などに搭載されたコンピュータ(組み込みシステム)上で動作し、それらの制御を行うために必要な機能を提供しています。自動車でも組み込み向けとして活躍しているようです。

しかし、パソコンやスマートフォンでの独自OSの話は電機メーカーからは聞こえません。聞こえてくるのは、Androidを搭載した端末もろくに制御できずに不具合が多発しているという話がほとんどです。

auのREGZA PHONEもひどかったですが、昨年末発売された富士通のARROWSも相当ひどいようです。伝説だけ載せておきますので、詳細は引用元を参照して頂ければと思います。

伝説1:カクカクブラウザ(試作機限定)
伝説2:ホッカイロ機能
伝説3:周囲に人がいるとGPSが使えない機能
伝説4:アップデートできないバグをアップデートで修正
伝説5:イヤホンを挿すと再起動する不具合を追加

引用元 : 史上最凶の迷作?ARROWS Zが作り上げた伝説のまとめ

Androidでさえ各社苦戦している状態なので、独自OSなどというものは想像することは難しいですね。高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)は、何を進めようとしているのでしょうか。また、IT産業においての技術立国というのもありえなさそうですね。

自動車産業は、下請けが苦労しながらもメーカー自体がグローバルで展開し好調なこともあるので、自動車産業を国が擁護する気持ちが分かりますが、電機メーカーの擁護する姿勢は国から感じないのがなんとも切ないですね。スーパーコンピューターも「2位じゃダメなんですか?」と、当時の行政刷新担当である村田 蓮舫氏に言われちゃいましたしねぇ。(スパコンは軍事的にも重要なものだと思うのですが・・・)

私はAndroid4.0搭載の中華PADを使っていますが、1万5千円で充分な役割を果たしてくれています。(バッテリーの減りが早いのはもはやAndroidの宿命なので仕方ないですよね)

国内のパソコン市場を牽引したPC-98シリーズ、携帯市場に革新を起こしたパカパカ携帯を開発したNECは、もはや色んな部門を切り売りして通信/SIの会社になってしまいましたし。う~ん、日本企業もなんとか頑張ってもらいたいところなんですが。。。

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年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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