日本のゼネコン式大規模SI崩壊の兆しが表面化してきたのではないか

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またNTTドコモさんがやってくれたようですね。

かくいう私も最近までNTTドコモさんのAndroid携帯を使っていましたが、ほぼ家でWi-Fiで稼働していたので、SPモードメールは面倒くさいは、パケットダブル定額にして、外でブラウジングさえしてないのにMAX金額まで軽くいったので、最近解約させてもらいました。

電波が多少悪くても、SoftbankのiPhone4Sには敵わないと個人的には思っています。

1 経緯
(1) 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下「NTTドコモ」といいます。)が提供する携帯電話サービスにおいて、平成23年4月以降、4件(平成23年6月6日、8月16日、12月20日及び平成24年1月1日)の重大な事故が発生しました(概要は別紙のとおり。)。

これらのうち昨年6月6日の事故を除いたものは、スマートフォンに係るサービスに関するものであり、スマートフォン利用者が急増する中で、NTTドコモにおいてシステムの信頼性向上対策等の必要かつ適切な措置が十分に講じられていなかったことにより発生したものと考えられます。
(2) 特に、昨年12月20日に発生した事故においては、NTTドコモの報告によれば、利用者のメールアドレスやメール本文等が漏えいする事象等が発生しており、電気通信事業法(昭和59年法律第86号)第4条第1項に規定する通信の秘密の漏えいがあったものと認められるとともに、個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)第20条及び電気通信分野における個人情報の保護に関するガイドライン(平成16年総務省告示第695号)第11条第1項に規定する安全管理措置義務に違反するものであると認められます。

(3) また、平成24年1月25日には、東京都の一部地域における携帯電話サービスについて通信障害が発生しました。

(4) このような重大な事故等の多発は、利用者の利益及び通信サービスに対する信頼を大きく損なうものであり、適切な対応が求められます。

引用元 : 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモに対する事故防止、通信の秘密の保護及び
個人情報の適正な管理に係る指導 | 総務省

そういえば、DoCoMoさんは2011年末にも、メールアドレスが他の人と入れ替わってしまうという珍事を起こしていましたよね。

プレスリリースされている原因はボヤッとしすぎて全くよく分かりませんが、会見ではSPモードメールはIPアドレスとメールアドレスを紐づけていたと仰られていたようで、いろんなブログで語られています。

1.本事象の原因
・ 12月20日(火曜)に発生したspモードサーバでのふくそうに起因して、spモードサーバにおける電話番号とIPアドレスの関連付けにアンマッチが発生。

2.本事象の内容
 ・spモードサービスをご利用のお客様において、一部のお客様のメールアドレスが、別のメールアドレスに置き換えられる事象等が発生。

3.影響を受けたお客様
・ 上記2により、メールアドレスが置き換えられたことにより影響を受けたお客様は以下のとおりです。

(1)メールアドレスが別のメールアドレスに置き換えられたお客様(A) : 6,878人
※上記のうち、メール送受信を行なっておらず、メールアドレスの置き換えのみであったお客様: 4,097人

(2)お客様(A)から受信したメールの送信者欄に別のメールアドレスが表示されたお客様(B) : 2,909人

(3)お客様(A)のメールアドレスに置き換えられたお客様(C) : 6,894人
 ※上記のうち、メール受信等を行なっておらず、メールアドレスの置き換えのみであったお客様 : 4,110人

(4)お客様(C)が圏外や電源断などでメールを受信できない間に、お客様(C)宛に送信したメールの一部を、お客様(A)に受信されたお客様(D) : 2,017人

引用元 : 【お詫び】spモード不具合に伴うお客様への影響と今後の対応について | NTT DoCoMo

※どうでもいいことですが、通信事業者のくせになぜ数字/アルファベットを全角で書かれているのか、不思議でしょうがありませんが(苦笑

■関連リンク

大手SIerのSEは技術に乏しくなって来ているのではないか?

さすがに日本一のモバイル通信事業主さんが自社で全てまかなっているとは思えないですし、NTTドコモさんがどこのSIerと手を組んでシステム構築されているかは存じ上げません。

ただ、ご存じの方は多いかと思いますが、日本のSIはゼネコン式になっています。大手SIerや大手メーカーが請負元になって、子会社・孫会社・提携先のSEがプロジェクト方式でシステムをくみ上げる訳です。旗振り役はもちろん請負元です。

しかし、もはや大手メーカーのSEが人員転換や削減にやっきになっているのは事実です。

■参考リンク

あとは、『NTTデータ、国内グループ会社を8割削減-NIKKEI NET(日経ネット):企業ニュース』というのもあったのですが、ソース元の記事を日経さんが消しているのか移動したのか、見られなくなっているのでリンクは載せていません。

最近のニュースでは、『朝日新聞デジタル:費やした55億円、水の泡に 特許庁がシステム開発中断 – ビジネス・経済』というのも有名ですよね。

55億円も掛けて何をやっていたんでしょうか。国民の血税を使って。また、なんか訳わかんない報告書が出ていたり(調査報告書 平成22年8月20日 特許庁情報システムに関する調査委員会)と、よく分からないことになっていますね。
その報告書の中には、東芝ソリューションさん、NTTデータさん、富士通さん、アクセンチュアさんと名だたるIT企業の名前が入っています。でも職員名はAとかBなんですね。

一時期流行ったERPの導入についても、失敗した事例は山ほどありますよね。しかも規模は何十億単位。

私が以前関わったことのあるERP導入のプロジェクトでは、数百億の規模でした。それ、そんなにお金を突っ込んでやることだったのか、疑問でしようがありません。

昨今のSI事業でやってきたゼネコン方式では、請負元は技術寄りなことをやるよりも、プロジェクトマネージメントやクライアントとの折衝、内部調整がメインです。だから、技術力がなくても要領が良ければ出来てしまう訳です。

しかし、もはや技術のコアの部分を理解していないと、いくらプロジェクトマネージメントや交渉力があったとしても、結果としてイケていないシステムが出来上がってしまってきているのではないでしょうか。

これから色々な問題が顕著になってくるだろう

システムを構築するための技術は、非常に広範囲です。

単純にアプリケーションを組むためにプログラムを書けば良いと言うわけではなく、サーバ(OS含め)/ネットワーク/データベース/メールなどの『インフラ領域』、ApacheやIISといった『WEBサーバ領域』、TomcatやJBOS、WebSphereなどの『アプリケーションサーバ領域』、利用するプログラムのフレームワークだったり運用管理だったり、ジョブやcronだったり、他にも色々なアプリケーションが関わっていたりします。

さらに、基盤領域になればもっと複雑です。さらに、その業界の常識みたいなものだってあります。(金融系には金融系の文化みたいなものがありますし)もっと言えば、サーバそのものの筺だったり、配線や筐体の配置や電源制御やら、フィールディング周りも関わってきます。

私がインフラのエンジニアをやっていた時には、アプリケーション担当の人から何か問題が起こると、全てインフラのせいにされた記憶があります(苦笑)

基本的には範囲が広すぎて、他の領域の中身がどうなっているのか、分からないという人が多いという印象があります。私もアプリケーションは基礎はあるものの深いところは分からず、データベースもすごい奥が深いことを知りました。

最近乗りに乗っている、GREEさんやDeNAさん、mixiさん、hatenaさんなど好きでしょうがない人が技術を究めているような環境であれば良いと思うのですが、もう完全に”仕事”ととらえてSI事業をされていては、色んなところで破綻が出てきてもしようがないのでしょう。

さらに、中国やインドという大国の技術力が上がっていけば、もはや日本人がやる必要はなくなってきてしまうでしょう。(もちろん、言語や常識、文化の違いはありますが)

朝から晩まで仕事に振り回されて、自身の技術向上をできなくなっているSEの方に、警鐘を鳴らす意味でもこの記事を投稿させてもらいました。

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もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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