大量AP出現による無線LANの電波干渉問題

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2012年4月5日の読売新聞8面にて、【無線LAN「低速」「断絶」】というタイトルで記事が載っていました。この問題は、「スマートフォンの普及にとも名手、接続に便利な無線LANの利用者が急増し、電波干渉によるトラブルが起きている。繁華街や集合住宅など電波が混み合う場所では、通信速度が極端に落ちたり、一時的に通信できなくなることもある。」と見出しが出ていました。

まぁ、ちょっと語弊を招く書き方をされているなぁと感じたのは、通信速度が落ちるのは利用者が多いからで合ってはいるのですが、電波干渉が起きるのは無線LAN用のアクセスポイント(AP)の設置に問題があるからなんですよね。無線LANやWi-fiと一括りにされていることが多いですが、無線LANの世界標準規格としては、『IEEE 802.11』というものが存在します。

『IEEE 802.11』は、IEEE(アイトリプルイー、The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc)により策定された、広く普及している無線LAN関連規格の一つで、事実上これがデファクトスタンダードになっています。また、広く普及しているものでは、「IEEE 802.1a」「IEEE 802.1b」「IEEE 802.1g」「IEEE 802.1n」があり、それぞれ周波数帯が決められています。

“Wi-fiスポット”という呼び方で爆発的な設置台数増

先に挙げた記事では、繁華街や集合住宅と書いてありましたが、先日行った温泉街でも同じような現象が起きていました。1軒の小さな旅館にSoftbankのWi-fiスポットが3つも設置してあったのです。私がネットワークエンジニア現役の時は、企業内に無線LANを設置する案件がほとんどでしたが、当時はIEEE a/b/gの選択で、さらにチャネルの干渉を避けるためにどの位置にアクセスポイントを設置すればよいのかを綿密に設計していました。

今は無線LAN搭載のルーターが安価で売られているため、集合住宅でもAPが増えましたが、この辺の知識もないままデフォルトで設置している人がほとんどでないかと思います。中には野良APと呼ばれる暗号化されていないAPもあったりして、個人的には問題を感じています。(野良APは下手をするとハニーボットの可能性もあるので、怖くて綱がないですがw)

前述の記事で、東大先端科学技術研究センターの森川博之教授は、「無線LANが電波干渉で使えなかったり、速度が出なかったりするのは、設置台数が増えすぎたことが原因だ」と指摘しています。たぶん、編集されているせいだと思うのですが、周波数帯やチャンネルについての考慮が全くなされていないからだと、私は考えます。(というか、一般論かも)

こういった”無線”なのに適当に設置できる現状は問題だと感じます。我が家もマンションながら無線LANを入れていますが、どうも接続が不安定だと感じて、周囲の無線LANの周波数帯と使用チャンネルを調べてみたところ、ガッツリ干渉していることが分かりました。無線LANルータの設定を変えて、現在ではだいぶ安定しましたが、AP数は相変わらず増えていますね。

ホームネットワークで無線LANを多用するのは効率悪

家のネットワーク構成を作り直していた時に、配線の煩わしさから無線APでどうにかならないかなと思い、このような商品を見つけました。

これにPS3やXbox360、Mac miniなどを指してブロードバンドへの接続を試してみたのですが、いかんせん速度が全然出ませんでした。また、Xbox360でFPSをやっていると、通信ラグがひどく頻繁に弾かれてしまいました。まぁ無線子機と言っても、結局無線LANなのでPeerToPeerという訳ではないので、近距離でやろうとすると弊害の方が出てしまいますよね。

ネットワーク構成の概要としてはこんな感じです。
ネットワーク構成概要

ちなみに、Mac miniをメディアサーバとしてリビングでも映画を見ようと実験してみたのですが、Mac側の性能は充分なものの通信速度がネックになって止まることがほとんどでした。一軒家であれば、上手く行ったかもしれないですが・・・w

無線LANの家庭内設置で相談があれば受け付けますので、お気軽にどうぞ(笑

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もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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