上司に「俺が出来たんだからお前も出来るだろ」と言われたら危険信号

この記事が良ければ、ぜひシェアお願いします

会社員だけでなく、組織に属する限り上司というものは社長や会長にならないと存在します。組織はヒエラルキーの構造を取っていることが基本なので、下っ端であれば上司や先輩が居るし、昇進すれば上司・部下ともに居ます。しかも、上司も部下も選ぶことはできません。それは、上司や部下があなたという人物を選べないことと同義です。(世渡りが上手い人は、この辺の根回しをしっかりやって自分の立場を調整していますがね・・・w)

今回は上司にフォーカスしたいと思いますが、上司と言っても色々な人がいますよね。人間自体、十人十色と言う言葉があるのと同じで、考え方や背景、指導方針などなど人それぞれです。そのときに気をつけないといけないのが、『自分が平社員の時にやってきたことは、部下も当たり前のようにできるはずだろう』と考える人が上司になった時です。

「俺が出来たんだからお前も出来るだろ」と言われてもあなたはあなた

そのように考える人は、「俺が出来たんだからお前もできるだろ」と言うことがあります。そういう人は、得てしてプレイヤーとしては非常に優秀で、表彰もされるような人である傾向であると考えます。また、口が立つ人が多いように思われます。実際、私も言われたことがあります。しかも、何回もorz

プレイヤーとマネージャーに求められる資質は異なります。それは、管理職向けの書籍を読んで頂ければ分かると思います。『自分で何かを成し遂げる』ことと『人に何かを成し遂げてもらうように仕向ける』ことは、プレイヤーからマネージャーに変身するのに簡単に得られるスキルではありません。そのために、管理職になったら色々な研修に参加させられたりするわけです。(研修参加を愚痴る上司を見たことがある人は多いと思いますw)

研修なんて受けたって、すぐに人間変われるものではありません。思春期ならまだしも、30歳や40歳を過ぎていたら元々の性格は定着しているわけです。その性格さんは永住しています、ちょっと引っ越しするのも抵抗が大きいでしょう。だから、優秀なプレイヤーの感覚のまま、マネージャー(つまり課長)になってしまうことも多々あると思われます。

そういう人は、自分が優秀なプレイヤーであったことを評価されて昇進しているわけだし、そのことを誇りに思っている訳です。だから、基本的な基準は自分になってしまいます。だから、「自分ができたことは部下が出来て当然だ」と思う傾向にあるわけです。そういう発言を聞いた時は、自分自身を守るための”アラート”だと思うべきでしょう。人には人なりの個性があります。上司が当たり前のように出来たことが、皆当たり前のように出来たら、皆MVPです。あなたはあなたの個性があるわけです。

優秀なプレイヤーであった上司に従おうとすればあなたは壊れる

そんな上司に対して、真っ向から闘いを挑めるのであれば、あなたは優秀なプレイヤーだと思います。しかし、皆上司に対して刃向かうなんてことは普通しません。普通に考えて、上司の指示は組織の指示です。それに反抗すれば、「じゃあ辞めてしまえ」となってしまう場合もあるでしょう。

野心的な向上心を持つ人は、そんなex優秀なプレイヤーな上司についていくのもアリだと思います。ただ、そうでない人の場合、それに従おうとすれば”壊れてしまう”でしょう。実際に、私は壊れました。全て実直に従おうとしたが故に、それに応えようとしたが故に、それが極限のストレスになり”壊れました”。”壊れる”というのは、精神的に病に侵されるということです。

世の中には70億人もの人がいる訳です。数字で聞いてもパッとしないかもしれないですが、東京ドームを満員にしてもたかが5万人です。お金と人では、数字の単位を同じにしても全然違うのです。そんな色々な人で個性が渦巻く中で、あなたが優秀なプレイヤーである可能性が高いとは必ずしも言い切れません。自信はあるかもしれませんが、それは過去の栄光にすがりついた奢りかもしれません。そんな人が、ex優秀なプレイヤーであった上司の指示に100%応えようとすれば、簡単には応えられずに苦労することは見えています。簡単に応えられないということは、そのために工夫をする訳です。

例えば、早く出勤したり、遅くまで仕事したり、休日も返上して仕事したり、家で仕事もしたり、寝ても覚めても仕事のことばかり考えたり、結局そんなことになってしまいます。それが”楽しい”と思えるあなたは、そのまま頑張ればいいと思います。ドMの称号を差し上げたいと思いますw

そんなことを続けていくと、人はストレスが溜まりに溜まって変調をきたします。精神疾患の何かしらの症状が出てきます。しかし、そんな症状が出てきた段階では、現在の精神医学ではは軽くはないと考えて良いと思われます。(私も医者ではないため、断言できずすいません)人の心の限界を突破した時には、もはや重症になっているなんてことは普通にあり得る訳です。だから、仕事のし過ぎで自殺する人がいるわけです。最近では、某飲食店の社員が過労死と認められて話題を呼びましたよね。

だから、「俺が出来たんだからお前も出来るだろ」と言う人が上司になり、そういうことを言われた時には、自分を守るための”アラート”だと思ってください。上司が1ヶ月で出来たからと言って、あなたが1ヶ月で出来る訳ではありません。そもそも人間には向き不向きがある訳ですから、上司には出来たことでもあなたができないこともあるし、あなたは出来ることでも上司ができないことだってあるわけです。

そんな”アラート”を感じたら、周りの人に相談することを勧めます。上司の上司でも良いし、他の部署の上司でも良いし、信頼の置ける仲間でも良いし、深刻な場合は心理カウンセラーでも良いと思います。そして、ある一定のラインまでストレス過多を感じた場合には、『身を守るための行動』を取った方が良いと思います。突き進めば”壊れてしまう”可能性があります。例えば、『うつ病』を”心の風邪”なんて揶揄する人がいますが、『うつ病』は風邪なんて軽いものではありません。治すためには早くても半年以上を要するのが当たり前です。そうなれば、あなたの今までの当たり前が、当たり前ではなくなります。

どこまでが自分の許せる許容範囲か、見極めることを忘れないで欲しいです。”アラート”に気づくための参考になればと思い、投稿しました。

2012/03/18追記

楽天ソーシャルニュース3/17のTOP記事に選ばれたおかげで、たくさんの人に読んで頂ければ投稿した者としては光栄です。コメントもたくさん頂きましたが、見方によっては”危険信号”は捉え方次第では別の面を持つと感じました。コメントより引用させてもらいます。

こういうことを言う人というのは、本当に有能な人もいるでしょうけど、自分がどれだけきちんと指導をされたり、配慮してもらったり、周りに恵まれていたのか、気づいていなかったり忘れている人もいます。
こういう「抜けている」人というのは、始末が悪いです。

この言葉には、2つの面があり「当人に対し優秀であることをみとめ、更にがんばるようにハッパをかけている」と「当人に努力、やる気が見いだせずなんとかやる気を出させたい」だともいます。
このとき、後者である場合、言われている側は努力もせず無理と答えるようでは、会社側としては不良在庫社員となってしまい、結果として会社の業績が悪くなった場合、一番最初に首切り対象となってしまうでしょう。

上司から、これを言われたら危険信号とは当人にとって、危険(仕事ができない、整理ポストになっている)と判断するほうがよいでしょう。
よって、この記事を書いている評価とは、真逆の意味で取らないと本当に危険です。

成長できない会社にしたいなら、それでいいのでは?

若い時にさぼって、会社の不良債権にならないように。それなら、まだいいけど会社潰したりして、そして、スキルがないから転職できない、と。

『社内ニートが465万人いる』というニュースがあるように、会社にとっての不良社員はたくさん居るんだと思います。私個人としては、今回の記事はメンタル面に重きを置いて書いていたのですが、”社員を育成する”という立場で考えるとこの言葉は非序に意味のあるものだと思います。ただ、『それを言う相手(部下)がどんなタイプなのかを判断した上で言えるかどうか』が重要だと思います。

よく、『飴と鞭の使い分けが上手い人』なんていたりしますけど、そういう人って管理職としては非常に優秀で、人を育てるためにはどんな言葉を掛けるのが最良かを常に考えていたりする人だったりします。その辺を考えないex優秀なプレイヤーの上司が、繊細な心を持つ部下に同じ言葉を言えば、成長するどころか崩壊する可能性を孕んでしまうわけです。

挙げきれないですが、コメント頂いた皆さまありがとうございました。こういう考察をする場合の、他の視点があることを考えた上で併記しておくように気をつけていきたいと思います。

スポンサーリンク

この記事が良ければ、ぜひシェアお願いします

もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
スポンサーリンク