1人が長時間運転できないバスを作ればいい

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先日投稿させて頂いた『免許を差さないと動かない自動車を作ればいい』と同様の発想ですが、今回のツアーバスでの事故の要因の一つとして、勤務実態が一つの焦点として当てられています。

もちろん、たくさんご意見頂いたので対策案は幾つか考えてまとめ記事を作りたいと思っていますが、取り急ぎ連絡運転の危険性とそれができないバス(自動車)の対策を提言したいと思います。(これについてもご意見を色々と頂けると思いますので)

こちらの記事のように、過当競争の弊害によって運転手には過酷な労働環境を強いられていたようです。

「規制緩和でバス会社が急増し、価格競争が激しくなった。どこも長距離運転は二人から一人になった」

 東京・新宿駅近くで一日夜、ツアーバスから降りてきた男性添乗員(53)は、そばで見る運転手の過酷な労働環境を説明した。

 「運転手から八日、九日連続乗務なんて当たり前のように聞く。ただ、今日の運転手が、群馬の事故後に会社から『勤務体制を見直す』という連絡があったと話していた。ようやく業界内で見直されるかも」と続けた。

 添乗員によると、運転手が運転中、うとうとする姿を何度も目にしてきた。そういう場合は声を掛けているが「時間通りに目的地に着かないといけないから、運転手は決められた休憩所以外で休もうとは絶対にしない」。

引用元 : 「9日連続乗務 常態化も」 ツアーバス運転手ら訴え

「労働基準法」があるように、違反している企業に大して労働者は、各都道府県にある労働監督基準書に相談をすることができます。しかし、「労働基準法」の内容を労働者が充分に理解できている訳ではない上に、その相談が必ずしも調査のきっかけになるとは限りません。

労基署はどういうときに調査に入るのでしょうか。

①定期監督  定期的、計画的に実施される調査

②申告監督  労働者の申告が原因で実施される調査

        事前の連絡なく突然調査に入ることがよくある

③災害時監督・調査  労災が発生した場合に災害原因の究明や再発防止措置のために実施される調査

引用元 : 労働基準監督署への申告は救済となるか

適切な連続運転はどれくらいなのか

さて、自動車運転者として労働に従事している人は、どのくらいの時間を労働し休憩することが基準となっているのでしょうか。普段、自動車を運転している人は感覚で分かるとは思いますが、高速道路を運転していると道が整備されていることもあり、眠気を襲われやすくなっています。

以前、厚生労働省が発表した資料である「バス運転者の労働時間等の改善基準のポイント」では、バス運転者の拘束時間や休息時間はこのように提言しています。

① 1日(始業時刻から起算して24時間をいいます。以下同じ)の拘束時間は13時間以内を基本とし、これを延長する場合であっても16時間が限度です。ただし、(4)の制限があります。
② 1日の休息期間は継続8時間以上必要です。

引用元 : バス運転者の労働時間等の改善基準のポイント

ちなみに、平成22年の重大事故発生状況と死者数は下記のようになっています。死者数は1000人近く、自動車がいかに場合によっては凶器になることが分かると思います。(もちろん、物流・流通で生活を豊かにしてくれていることも確かなので、自動車が悪い訳ではないと補足しておきます)

1 . 平成2 2 年中の重大事故発生状況    : 5 ,5 2 0 件
                        ( 平成21年より730件増加)
         内訳      バス    : 2 ,8 2 7 件( 同5 5 2 件増加)
                         うち車両故障2 ,2 2 4 件
              ハイ・タク    : 7 0 0 件( 同6 7 件増加)
                         うち車両故障    2 1 件
               トラック    : 1 ,9 9 3 件( 同1 1 1 件増加)
                         うち車両故障 1 8 4 件

2 . 平成2 2 年中の重大事故による死者数  : 9 1 9 人( 同2 4 人増加)
         内訳        バス  : 5 5 人( 同1 1 人増加)
                ハイ・タク  : 9 3 人( 同1 4 人増加)
                 トラック  : 7 7 1 人( 同 1 人減少)

引用元 : 平成22年中の自動車運送事業用自動車事故統計年報

連続運転も技術側で対策が必要だろう

本日の報道で、国土交通省が運転基準の見直しをすると発表しました。670キロとされている運転手1日あたりの走行距離の上限などを定めた指針や、「運転は1日9時間まで」などと定めた国の基準を見直す検討を始めた。今月中にも、バス業界や医療関係者らによる有識者会議を設置するとのことです。

参照元 : 関越道事故 「1日670キロ」見直し検討 運転基準「連続4時間」も 国交省

何度も基準を見直したり、罰則を重くしたりしたところで、事故を減らす画期的な策にならないのであれば、自動車側で連続運転を防止する策を取らないといけないでしょう。事故で亡くなった方は、現世に帰って来ません。二度と会えないのですから。

自動車そのもののエンジンの稼働時間を監視してしまうと、複数人で交代で運転することを考慮すると、対応策としては不十分です。ですので、やはりICカードなどでの本人認証及び生体認証を組み合わせて、対策を取る必要があるでしょう。

今回の連続した交通事故の件を受けて、対策をしないといけないもので見えているもの

  • 病気を患っている人の運転免許取得対応をどうするか
  • 無免許運転をさせないための仕組みをどうするか
  • 車を盗難させないための仕組みをどうするか
  • 事故が起きた時の状況を確認できるような仕組みを義務付け導入するべきではないか
  • 1人の人間が適切な時間、連続運転できる仕組みをどうするか

他にも「こんなの漏れてない?」というのがあれば、ご指摘をお願いします。

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もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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