『まとめのまとめ』はゆとり文系大学生の卒論みたい

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みなさんは『2chまとめサイト』を見ていますでしょうか?私はおおもとの「2ch」も時折読んでいて、「経済」スレッドなんかで交わされている議論はその辺の専門家や大学教授よりもレベルが高く、非常に考えさせられることが多かったりもするのですが、そういった有用な記事やおもしろおかしい記事をまとめたのが『2chまとめサイト』です。

そういったサイトは非常に沢山あり、『ニュー速クオリティ』『ハムスター速報』などが有名です。

『2chまとめサイト』は得てしてアフィリエイトで大金を稼いでいるという見方が強く、最近とちょっとした騒動もありました。経緯はだいぶ長くなるので参考先を見てもらいたいのですが、要約すると「2chネラーが投稿している書き込みを、2chまとめサイトで転載されて金を儲けているのが許せん!」ということです。

参考先 : 2ちゃんねる「ニュース速報板」住民が「嫌儲板」に大量移住か?-スレッド勢い、投稿数が逆転!!

そんな動きもある一方で、『2chまとめサイトのまとめ』みたいなサイトやスマートフォンアプリが出てきているのも現状です。また、最近でいうと、『NAVERまとめ』が流行ってきていますが、

参考先 : 2chまとめサイトのまとめ – 2ちゃんねるまとめサイトのまとめ
参考先 : NAVERまとめのまとめ ”超”人気まとめ 厳選100!

『まとめのまとめ』って何なの!?って思いませんか

『2chまとめサイト』の情報は話題性が重視のネタが多いのでともかく(笑)、色々な情報を整理してまとめて一つの意味ある情報集合体にすることは、有意義なことだと思います。そういう意味で、『NAVERまとめ』でまとめられることで新たな知識を得ることができると思います。

ただ、私が腑に落ちないのが、『まとめのまとめ』って何なの!?ということ。日本人はみんな国語を学んでいると思いますが、「まとめをまとめたら要約になるんじゃないの!?』って思うんですよね。

例えば、企画書を書いて提出するとします。それは、起承転結で成っていて、その企画概要や仮説、裏付けとなるデータや打ち手などが並んでいる訳です。それを読むのが偉い人だったりすると、「で、この企画書についてまとめて語ってよ」なんて言われたりしたら、その企画を実行することによって得られる結果を伝える訳ですよね。『要は何ができるのか』と。

「それとは次元の違う話なのでは!?」と思う人もいるかもしれないのですが、やっぱり私としては『まとめのまとめ』はそういうことだと思うんですよね。単に、「まとめサイトをまとめたサイト」というのは1つのビジネスアイディアではあるものの、発想が安易というか、創造することを諦めている感が否めないんです。今の日本に足りない【創造する】ことです。

ゆとり文系大学生の卒論は、まとめのまとめが多い

私は大学生時代には文系学部に在籍していたのですが、理系の学生は「研究研究で論文が大変だー」という声を同級生のあちらこちらから聞いてました。「あぁ、研究が伴う論文を仕上げないといけないとなると、研究室に缶詰になるし大変だな」と思っていましたが、私も図書館によくこもって、自分の調査対象となる事柄に関わりそうな分野でも、調査・研究結果を漁っていました。ゼミの先生の専門分野と同じ土俵の内容を書き、その先生でも気づかなかった観点を書いて、良い評価をもらったのがいい思い出です。と、別に自慢話をしたいわけではないのですが(笑)、残念なことにその当時でも本やインターネットからのコピペで済ませて字数を合わせている人が結構いました。

試しにGoogleで『卒論 コピペ』というキーワードで打ってみると、約 1,240,000 件あり、記事タイトルを見るだけでもコピペがバレて卒業できなくなった人もいるようですね。他にも、ゆとり全開な卒業論文が色々とあって、苦笑すること雨あられでした。


参照先 : 関西の女子大生が友人の卒論をコピーして卒論作成「人生て楽だぜィ♪」
参照先 : ビニール袋で弁当箱を傾かせずに持ち歩く方法(PDF)

「これが何で『まとめのまとめ』になるの!?」と思う人もいるかもしれないですが、”コピペする””本を写す”というのは、その記事を書いた人が色々な情報を調べて/集めて/考えた上で結論付けていたりするものなので、それ自体が集大成なのです。要は”まとめ”たものです。それを”コピー”しているというのは、『まとめのまとめ』サイトで起きていることと同じようなことだと私は思います。

情報を整理することは良いことだと思う。でも今の日本には創造が足りない。

私も情報を整理するために、『NAVERまとめ』を使ってリンク集のようにして使うこともあります。短期記憶から長期記憶に移行していない知識は消えてしまうので、「あれ、そういえばどこに書かれてたっけ?」みたいな時に、情報を整理しておくと後々役立つことがあるからです。しかし、それはあくまで【情報を整理する】ということが目的ためです。

じゃあ、「まとめのまとめ」も情報の整理じゃないか!!という意見もあるかもしれないですが、もはやそこまで来ると情報の整理を目的とされているようには思えないんですよね。イメージとしては、「色んな人が生産した食物の畑がそれぞれあって、それをさらに大きく括って○○ガーデンです。ウェルカム!!」みたいな感じがするんですよ。本人は別にその畑には関与してないのに。

また、その流れに乗っていくと結局日本は【創造する】ことに乏しい国になってしまうことを危惧しています。日本はスタートアップ(新興ベンチャー)が少ないのも、もちろん法整備や投資会社の消極性なども理由にはありますが、新しいビジネスを創造する土壌を作らないと、日本の良さはもはや【OTAKU】ばっかりになってしまうかもしれないです。総合商社のようにグローバルに活躍している企業もありますが、日本メーカーは軒並み大赤字、ゲーム業界も以前のようなパッとした感じはしません。(ソーシャルゲームは他国では法に抵触する場合もあり、グローバル展開は苦戦しているようですし)

OSはMicrosoft、検索はGoogle、スマートフォンはAppleやGoogle、日の丸半導体はエルピーダメモリが会社更生法申請する事態。先進国の中でも我先に超高齢化社会を迎える日本、いや日本人が大きく成長するためには、【創造する】ことが求められていくことが重要ではないでしょうか。

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もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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