新聞はもはや既聞になってしまっている

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今は通勤電車で新聞を読んでいる人なんて少ないですよね。都心部では電車通勤が標準だったりしますが、高度経済成長期の混雑した電車の中では、サラリーマンが新聞を器用に折りながら電車の中で新聞を読んでいる姿が印象的でした。

今や通勤電車に乗っているサラリーマンも、本を読むかゲームをするかスマートフォンをいじるか、そんな姿ばかりになっていますね。時代も変わったということでしょう。

しかし、大きな括りで言うとマスコミ、その中の新聞について述べたいと思います。

時代の変化に対応しようとしている・・・ようではあるが、方向が間違ってないか?

CMや広告でよく見ますが、日経新聞が電子版を新聞という”紙”のオプションで見られるようになったり、朝日新聞がiPadやスマートフォンに対応して来ました。(でも朝日新聞もデジタルコースだと月極3800円と驚く金額ですが・・・)

しかし、無料で読める新聞で有名であった産経新聞もそうなのですが、”新聞紙”をそのままデジタル端末で読ませようとするところに、ユーザーの利便性を考えているようには思えないのです。紙のレイアウトをそのまま読んでも、見にくくて仕方がありません。

楽天ニュースやYahoo!ニュースがスマートフォンユーザーを意識したUIを必死に考えているのに対して、これまでの新聞紙は”新聞紙”ならぬ”新聞板”を配信しているになりません。それでは、益々新聞から離れていく若者が増えていくことは、容易に想像できるはずです。

新聞というのは、情報が少なかった時代だからこそ重要な存在でしたが、今や情報は洪水のように溢れている時代です。取捨選択してきちんと情報を得ている人の方が少ないくらいです。だからこそ、情報を取捨選択できるようなメディアとして、新聞も情報を提供できる形態にすべきなのではないでしょうか。深掘りして裏付け調査までした記事は読み応えがあるものもあるので、そういう良記事が情報の渦の中に埋もれてしまうのは残念だと思います。

情報に賢い人は新聞に書いてあることは既に知っている

日本語で書かれているもので、三大会員制情報誌と言われているものに『選択』『FACTA』『フォーサイト』があります。(フォーサイトは一時休刊したものの、情報サイトとして復活しています)

例えば、「オリンパスの粉飾決算事件」は社会的大事件としてマスコミ/新聞各社で取り扱われていましたよね。でもあの情報、私はマスコミ/新聞各社が報道をする一週間前から知っていました。なぜなら、2ch上で話題になっていたからです。2011年11月14日にマスコミは報道していましたが、2011年10月26日にこんなまとめが記事として上がっています。

参照元 : “何故か”日本のマスコミであまり報道されないオリンパスショックまとめ

私が知ったのは1週間前でしたが、実際にはもっと前から話題になっていた訳です。もともとは『FACTA』が記事を出しており、これを読んだオリンパスの元社長が”闇を暴こうとしてご自身が闇に葬られようされた”ということです。しかし、こんな重大な粉飾決算事件を『ジャーナリズムという真実を世に知らしめると言う正義の鉄拳』を持つ新聞各社は、揃って示し合わせたかのように報道してこなかったのです。(もちろんテレビもですが)

この件に対してどんな配慮があったのかは分かりませんが、Livedoorの粉飾決算額は約53億円でした。しかし、今回のオリンパス事件では1000億円以上の粉飾が疑われています。『踊る大捜査線』では、「事件に大きいも小さいもない」という台詞がありましたが、社会事件に大きい小さいはあります。経済への影響度合いが変わってくるでしょう。しかし、Livedoor事件の際には、日本経済全体が大混乱を起こすほどのズサンな報道がされ、『うなぎ上りの日経平均株価』は上り途中で大失速していったわけです。

当時、『デイトレーダー大活躍!』的な記事が大量に世の中に出ていたせいもあり、私もその時期に株式投資を始めましたが、Livedoor事件のおかげで私も100万円以上の損失を出して、それから株式には手を出してはいません。全然関係ない新興系の企業も軒並み値を下げて、莫大な損失を出している人もいるようです。これによって、消費者が株取引をする機会を控えるようになった気がします。株取引をやっていた周りの知人も今はあまり見かけなくなりました。

大本営が発表したことだけを垂れ流す新聞

SPEEDIのデータが実は消されていたという報道を先日私たち市民は知りましたが、「それならSPEEDIなんてものは要らないじゃないか」と思ってしまいましたよ。しかし実は、SPEEDIのデータは米国にすぐさま伝えられていたとの噂もあります。

参照元 : 福島第1原発:県が事故直後にSPEEDI画像データ消去
参照元 : 拡散予測、米軍に提供 事故直後に文科省

米国はすぐさま原発事故発生から80kmを避難区域に指定しましたが、日本は「直ちに影響はない」の一点張りで、国民には何が起きているのか全く分からない状態でした。そして、1年経った今は、それをドキュメンタリータッチで描いてテレビ各社が上手に放送されていますね。

海外メディアでは、「政府発表がないから報じられない」と宣う日本の新聞があきられていることを、新聞記者各位はご存じなのでしょうか。ドラマ『運命の人』の主役であった弓成記者のように、政府と闘おうとする姿勢を持つ記者なんて実は虚像で、そんな心意気を持った人は存在しないのでしょうか。

昨年来、原発事故報道で、新聞はひたすら大本営発表をたれ流した。世界から見れば非常識極まりない日本の大メディアの体質を、自身も日本経済新聞の記者経験があり、新聞社と権力との癒着を批判した『官報複合体』(講談社刊)の著者、牧野洋氏が指摘する。

引用元 : 「政府発表がないから報じられない」世界が呆れた日本の新聞

補足:新聞に期待している部分はある

右寄りだとか左寄りだとか言われますが、色々な新聞があります。昔から人々の情報収集手段であった新聞メディアには、長年のノウハウがあると感じています。一流の新聞記者になるには積み重ねが必要な職人的な要素があると思うのです。しかし時代が変わった今、人々が求める真実の情報を求めている方法で発信して欲しいと感じます。「ニュースはネットで充分」と言う人が増えているのならば、ネットをもっとフル活用する新聞があっても良いと思うのです。(まぁそうすると新聞を配達するところとか、紙チラシにも影響が出るので二の足を踏んでしまうのかもしれませんが)

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年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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