その先にあるのは就職なのか?あなた自身は何をしたいかが大事では。

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某専門学校のCMでよく聞くのですが、「その先にあるのは・・・就職だ」というフレーズ。別に私は『この専門学校に行けばいいじゃん』、ということを言いたい訳ではないのですが(笑)、そもそも【就職】ということが本当に充分存在しているのでしょうか?

(話は逸れますが、IT系もやっているこの学校のサイト、一昔前のWebサイトな印象を受けるんですが・・・。Webデザインも講義さているんですよね・・・?汗)

一時期話題になりましたが、『就活くたばれデモ』をここ毎年行われるようになりましたよね。2011年には新宿でもこの『就活くたばれデモ』が行われたようですが、こういう学生たちは、そもそもなぜ選択肢が【就職】しかなく、その『就職をするための活動をくたばれ』と主張しているのでしょうか?『大学卒業後は必ず就職しなければいけない』という法律は存在しませんし、他にも選択肢はあるわけです。【就活】の仕組み自体には問題があるのかもしれませんが、就職しようとするかどうか本人の自由。また、内定がもらえないのは本人の所為でもあるわけです。(その企業に見込まれなかった、社会人としてやっていくには力がない、など色々理由はあると思いますが。)

『高校→大学→就職→定年退職』という定番のレールが当たり前という風潮がありますが、そもそもそんなレールは今存在するのでしょうか?終身雇用神話は崩壊し、大企業でも倒産したり、簡単にリストラしたりする時代であることを前提に、認識を見直した方がよいのではないか、と思うわけです。

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海外での就職することの考え方

よくテレビなどでは、アメリカでの就職は卒業してそれぞれ自由なことをしてから、就職するということを語られたりします。世界一周旅行をしたり、ボランティア活動をしたり、趣味に没頭したり、または勉強したり、人それぞれ過ごして、ある程度の時期になったら就職のエントリをするとか。

なんて、もはやそんなことはありえません(苦笑)アメリカではサブプライローン問題やリーマンショックのために失業率が増加、さらにヨーロッパもユーロ危機なんて呼ばれていますが、世界大不況のまっただ中です。ただ、日本はもともと失業率が低く、他国と比べて比較すれば恵まれた環境であることを忘れてはいけません。以下に主要国首脳会議(G8)の各国の失業率のグラフを載せてさせてもらいます。

[世] 失業率の推移(1980~2011年)の比較(日本、アメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、カナダ)

■参考サイト : 世界経済のネタ帳

そんな日本人が行った『就活くたばれデモ』はやはり外国人には奇異に映っているようです。参考先の記事は”The Chronicle of Higher Education”というワシントンDCにs所在がある会社のあるニュースサイトです。

By graduation this spring, many students will have spent 18 months and hundreds of hours preparing for and attending job interviews and recruitment fairs, all but abandoning study for months on end.

引用元 : The Chronicle of Higher Education

ただ、日本が海外と大きく違うのは、大学(というか小学校/中学校/高校とそうなのですが)の入学が4月春が基本ということ。海外の主要な国々は入学時期を9月秋にしているのに対して、日本とインドくらいが4月秋を入学時期にしています。もともと日本も秋入学だったのですが、大正期に小学校や企業に合わせるということで、春入学に変更になったようです。

 大学の入学時期はもともとは秋だったが、大正期に、小学校などに合わせて春に統一された。海外では新学期は秋が主流で、春入学では留学生の受け入れ・送り出しなどの面で不都合が多い。

引用元 : 社会全体で考えたい秋入学 | 日本経済新聞

バブル期を引きずったレールは幻だった

さて、海外とは事情は違うことは分かりました。ただ、日本の方が断然就職するには有利な状況ではありそうです。そんな中なぜ、『就活くたばれデモ』のようなものが出てくるのか?なぜ、就職氷河期と呼ばれる時代が到来したのか?なぜ、四大卒の学生率が内定率60%ほどの「超氷河期」に突入したのか?

先日、テレビを見ていたら印象深い言葉を聞いたのを覚えています。消費税増税の話の中で出ていた言葉なのですが、「消費税を導入することとなった時から政治は変わっていないですね」のような内容でした。消費税を初めて導入したのは1989年、竹下内閣の時です。私はまだ小さかったので、「お菓子も値上がりすんの!?」とビックリしたものです。当時の消費税は3%だったので、「うまい棒を3本ずつ買えば消費税掛からないぜ~」という話をしていた気がします(笑)

当時のバブル期の噂話を聞くと、『企業から接待される』『どこも入ってくれと言う』『数社も受ければ就活は終わる』と、そんな栄光のような時代だったようです。そもそも、就職活動自体は今のようなものが昔からあったかというとそうではなく、今では幅広い業界を扱っていますが、リクルートの創業者”江副浩正”さんが初めて『企業への招待』という情報誌を1960年に大学生向けに配布し始めたところから始まっている訳です。まだバブル経済が生まれる前のことですね。つまり、今より会社が探すのが大変な時代が合った訳です。

1960年後半にもなるとバブル経済に突入するので、就活は売り手市場になります。そして、日本が経済的に発展するとともに、世の中の技術や知恵も発達し、就職するための情報はどんどん簡単に手に入るようになります。そしていつの間にか、大学(文系のみ対象)は人生を謳歌する場へと変わっていきました。

今や、就職サイトは当たり前、またテレビでも『ソー活』と通称されているフェイスブックなどSNSを活用した就職活動が常識となっています。つまり、情報を集める/見つけることにおいては、昔よりも断然有利になっている訳です。ただ、ここに落とし穴があると思っています。

実りのない学生生活が群がるように飛びつく就職活動

医学部であれば、卒業することで医師学士を得ることもできますし、そのままお医者さんの道に進むことが基本です。ただ、それ以外の学部の人は、その学部とは全然関係ない学部に就職している人がほとんどだと思います。そんな私もそのうちの一人です(笑)

文系の学生の間に、時間は無限のように広がっています。無駄に長い夏休みと春休み、そしてどうにでもなる講義の単位。自主休講。でも、私の見聞きした範囲で恐縮ですが、大変の人が青春を謳歌していました。サークル活動に勤しむ、バイトに勤しむ、恋愛に勤しむ、惰眠に勤しむ、など様々でした。私はそれらを勤しみつつも、独自に音楽活動をしていました。が、4年になって現状のヤバさに気づきました。そこから学費を自分で出すことを条件に親と話をし、1年間留年し、その間に猛勉強しました。社員になって取るようなIT系の資格や日商簿記2級を1ヶ月(下地があったのでできたのですが)で取るなど。そのせいもあって、氷河期と呼ばれた時代ではありましたが、内定は6つもらえました。

別に自慢話でも何でもなく、これでも【学生】の勉強としては全然足りないと感じていました。就活自体も始めは上手く行かず、落とされお祈りメールが届くことの連続でした。その時に、自分自身を見つめ直すことをすることで、そこから上手く波に乗れたことを覚えています。

昔と違って大学の数は増え、名前を聞いたことがないような大学にほぼ100%入れるようになってしまった今、就職をしようとするには、【自分が何をしたいのか】を考え、【どうすればその姿に向いて行けるのか】を想像する必要があると思います。
結局、日本だけでなく世界中の経済がこれだけ大きく変わってしまっている中で、バブル経済時に不思議と敷かれたレールに乗ろうとすること自体がおかしいのです。今一度、自分をきちんと見つめて考えることが大事だと、私は思います。

P.S. そういうことをしない教育(最近でいうゆとり教育)の問題にも繋がりますよね。それはまた別の時に。

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年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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