[連載A#7]無知は罪なのか~成功談にあなたが成功する方法はない~

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二匹目のどじょうという言葉をご存知でしょうか。ことわざ「柳の下の二匹目のドジョウを狙う」から来た慣用句で、成功者の後釜を狙って作られるものや、既成のものに似せて作られたものとして、「(質はともかく)よく釣れそうなもの」という意味で使われることが多い言葉です。

要は、「成功した人の真似をしても、その人のセンスや財力や人力が以上のものをもっていなければ、まず成功することは難しい」ということです。

そして、その成功者が書く成功談は、読んでいて非常に面白いものなのですが、残念ながら成功へのヒントはそこに書いてあったとしても、あなた自身が成功するための方法は書かれていません。

なぜなら、その成功方法は、既にその人が使ってしまっている訳ですから。

あえてレッドオーシャンに飛び込む人々

以前、「ブルーオーシャン戦略」という著書が話題になり、経営戦略に関わる人たちにとって、ブルーオーシャン/レッドオーシャンという言葉は一般的になりました。

それでも、起業や独立してレッドオーシャンに飛び込む人たちが後を経ちません。人それぞれ、会社を設立することや開業することに理由はあると思うのですが、市場分析もろくにしないでレッドオーシャンに飛びこむことは、戦略コンサルタントは基本的に勧めないでしょう。

私も戦略コンサルティングはかじった程度の知識しかありませんが、マーケティングの重要性は実務から充分理解しているので、事業を立ち上げる上での市場分析は必須と考えています。

ということは、市場分析ができない状態で飛び込んでしまう人たちが多いので、限りあるパイを皆で食いあってジリ貧になってしまう図式が出来上がってしまう訳です。

地図を作らなければ冒険は怖い

こういうレッドオーシャンに飛び込む人たちの場合、地図を持たずに冒険に出るのと同じことをしているわけです。かつてのビデオゲームのRPGでは、地図がなくてもストーリーが用意されているのでなんとかクリアすることはできますが、残念ながら経営にストーリーは用意されていません。

その上、グッドエンディングよりもバッドエンディングの方が多いのです。

そんな冒険に地図を持たないでスタートをするのは、怖いと思いませんか?地図がないということは、どこに進めば何があるのかもわからないのですから。海でも山でも平地でも、どこから始まるのだとしても、遭難からのスタートということになります。

市場分析ができていない状態で事業を始めるというのは、地図を持たずに冒険することと同じです。世界70億人の誰も始めていない全くの新規事業なら、地図はもちろん無くて当然ですが、その事業に近しいものはあるはずです。それを調べれば、間違っているかもしれないですが、地図をなんとなく描くことはできるはずです。

現在地点と目標地点を定める

その地図を持って冒険に出ようと決意できたならば、どの地点からスタートできそうかを見極めるべきです。そして、目指すべき目標地点も設定するべきです。

どの地点からスタートできるのかというのは、その人が持っている資源(ヒト・モノ・カネ)や知識・知恵・コネクションや営業チャネルなど、人それぞれ違ってきます。そしてまた、自分が何を持っているのかの自己分析も行っていないと、スタート地点の設定をすることができません。

これは、冒険に出る経営者自身が考えなければいけないところです。しかし、とりあえず根拠レスな自信で「エイヤ!」と冒険に出てしまう人が多いのも事実です。

まさに経営における「無知は罪なり」なのでしょう。

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もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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