「SNS疲れ」は他人の「幸せ自慢疲れ」

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最近テレビでも取り上げられることのある『SNS疲れ』。そんな私もSNS・・・というか、『Facebook疲れ』に陥っているので、基本的にFacebookは知人と連絡を取るためのプラットフォームとして使っています。

※今回はTwitterというソーシャルメディアではなく、”SNS”を焦点にしたいと思います。

mixiが全盛をほこった時代は、この『SNS疲れ』というものはあまり聞かなかったように思います。それは、mixiが匿名で使っている人がほとんどだったり、今ほどネットが身近になかったこと(つまりスマートフォンが存在していなかった)ことが理由にあると思っています。

しかし、家にいても外にいてもオフィスにいても目に触れられるようにな時代に、Facebookという実名且つ実際の知人との繋がりを持つSNSは、人間に大きなストレスを与える存在になっているのではないかと考察します。

4位「『いいね!』をつけてほしくて投稿ばかりしている」、5位「ソーシャルゲームのお誘いが頻繁にくる」、9位「会社の付き合いで嫌々友達リクエストを承認している」ということからは、目的と手段が逆になってしまったことなどによる疲れが見られる。

引用元 : 「SNS疲れ」の理由 1位は? | R25

もしかしたらマークザッカバーグの意思なのかもしれないですが、Facebookは、『Like(いいね)』ボタンが基本になっていますよね。『Dislike(だめだね)』『Bad(悪いね)』ボタンは存在しません。

そのこともあり、Facebookに参加している人は自然と自分に起きた良いことを投稿するようになっていきます。

悪を排除し自浄作用を促すという意味では成功しているのかもしれませんが、人間というのはそう単純な生き物ではないのは歴史からも分かっています。

他人の不幸は蜜の味

日本古来から、「他人の不幸は蜜の味」と言いますね。特に、自分がツイていない時や不幸と感じている時に、他人が不幸になると優越感や同情感を得られ、蜜の味を得ることができます。

これは『独立行政法人 放射線医学総合研究所』によって、妬みに関する脳活動が強い人ほど“他人の不幸は蜜の味”と感じやすいことが脳科学的に証明されたと発表されています。

独立行政法人 放射線医学総合研究所 (理事長:米倉義晴、以下、放医研) 分子イメージング研究センター*1分子神経イメージング研究グループ(須原哲也グループリーダー) の高橋英彦主任研究員らは、東京医科歯科大学保健衛生学科 (松浦雅人教授)、日本医科大学精神神経科 (大久保善朗教授)、慶應義塾大学精神神経科 (加藤元一郎准教授) との共同で、fMRI*2を用いた研究により、人が妬みを持つ感情と他人の不幸を喜ぶ感情に関する脳内のメカニズムを明らかにしました。

妬みは現代人の誰もが持つ普遍的な感情と言えます。また、私達は他人に不幸が起こると通常同情をします が、反対に喜ぶ場合もあり、“他人の不幸は蜜の味”と呼ばれる非道徳な感情を持つことがあります。これらは私たちがごく普通に持ちうる感情ですが、これら の感情が脳のどのような機能によってもたらされるかはこれまで不明でした。今回の研究では、高橋らが考案した心理課題を被験者に与え、その時の脳内の活動 をfMRI により解析しました。その結果、第1に妬みの感情には前部帯状回*3と呼ばれる葛藤や身体的な痛みを処理する脳内部位が関連していることがわかりました。次に、妬みの対象の人物に不幸が起こると、線条体*4と呼ばれる報酬に関連する部位が活動することがわかりました。さらに妬みに関連する前部帯状回の活動が高い人ほど、他人の不幸に対して線条体が強く反応することが明らかとなりました。

引用元 : 妬みや他人の不幸を喜ぶ感情に関する脳内のメカニズムが明らかに―妬みに関する脳活動が強い人ほど“他人の不幸は蜜の味”と感じやすいことが脳科学的に証明された―

mixiは匿名性ということもあり、良いことも悪いことも日記として書く文科があり、他人の不幸を味わうことができました、Facebookで流れてくる投稿を見ると、日々の日記はもちろんありますが、どちらかというと「いいね」を押しても良さそうな『幸せ投稿』が多いことに気付きます。

昔の彼女の結婚写真が流れてきた時には、それはそれは大きなストレスを受けました。(ちなみに二次会の出席依頼が来たので断りの連絡を入れたら無視されました。人は自分の幸せが最優先の証拠ですね)

つまり、「他人の不幸は蜜の味」なのですが、「他人の幸せはストレス」になる場合があるのです。

なぜ他人の幸せにストレスや不快感を受けるのか

私たちは、一人だけで生きているのではなく、様々な人と付き合いを持ちながら生活をしています。両親、兄弟、親戚、パートナー、親戚、友人、同僚、社会そのものなど多くの人が関わってきます。ゆえに一人で生きていくことはできないのですが、そのことでストレスはもちろん受けます。

『十人十色』という言葉があるように、全ての人間がそうだとは言い切れませんが、「人は誰もが自分が一番大切で、他人に認められたいし、褒められたいし、幸せになりたい」と思っているはずです。意識的には思っていないかもしれないですが、潜在意識が求めているはずです。

そのため、他人から叱責を受けたり、誹謗中傷を受けたりすれば、人は落ち込みます。凹みます。ストレスを感じます。不幸感を味わう訳です。

そんな状況にあなたが今居るとします。そんな時に、Facebook上で「結婚しました、今最高に幸せです♪」と笑顔で映っている他人の姿を見て、素直に喜べるでしょうか。本当に親しい人であれば喜べるかもしれませんが、そこまで繋がりの深くない人がそんな幸せ姿全開なのを見せられたら、「あぁ、自分は不幸だな」とストレスを受けることになるでしょう。

仕事で失敗して落ち込んでいる時に、他人が「成功してMVPもらいました!」なんて自慢げに投稿されていたら、「けっ、どうせ大したことやってないんだろ」と思うはずです。

いいんです、人間はもともと強欲で、傲慢で、自己中心的で、私利私欲に目がない生き物ですから。それを教育を通じて、理性や倫理観と言ったものを成長の過程で身に付けていくのですから。

『SNS疲れ』を感じるのであれば、”SNSをしない”という自由も選択肢としてあなたには与えられていますので、無理してやる必要はないと思います。

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もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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