映像コンテンツのインフレ化が過熱している(ついにTSUTAYAも一部店舗で旧作100円レンタルが基本に)

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映画をレンタルすると言えば、なじみ深いのはやはりカルチャア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する『ツタヤ(TSUTAYA)』ですよね。今は『GEO』の店舗展開があったり、VODが少しずつ普及してきたり、ネットレンタルも多くあったりしますが、やはり『ツタヤ』を利用する方が多いのではないでしょうか。

『GEO』が旧作100円を始めた時には仰天しましたが、最近よく使っている『楽天レンタル』が1枚50円でレンタルをしており、時にはさらに安くなったりするので、そちらをよく利用していました。

しかし、今日やっと気づいたのですが、時折キャンペーンで旧作100円レンタルをしていた『TSUTAYA』も、とうとうずっと旧作100円レンタルを一部の店舗で開始したようです。関東以外でもやっているのかなぁと思って、いくつか調べてみました。

(東京都)経堂店 :

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映像コンテンツのデフレ化が加速している

CMでかなり宣伝されていますが、NTT DoCoMoが始めた『NOTTV』や『dマーケット VIDEOストア』、日本に上陸した『hulu』(最近ではテレビ東京と提携しアニメやドラマも見られるようになると発表ありました)もあり、映像コンテンツを簡単に自宅で見られる環境が進化してきています。

映像コンテンツのレンタルや購入でも、ア・ク・ト・ビ・ラやひかりTV、Playstation StoreやMicrosoftのZuneなど、まだまだある激戦区になっています。

そこでDVDのレンタルもデフレ化が完全に進んでしまえば、映画やアニメはちょっとした金額で見られるのが当たり前という風潮になってしまうでしょう。そうすると、衰退が予測されるのが映像コンテンツ業界です。

国内コンテンツ市場の縮小に歯止めが掛からない現状

国内コンテンツ市場の流通メディア別割合の推移を見ていくと、年々市場規模が縮小しています。また、一時期流行しましたシネマコンプレックスも苦境に立たされていて、ユナイテッドシネマを運営している住友商事も投資会社に売却することを発表しています。

参考元 : 住友商事グールプ再編 ユナイテッドシネマ売却


引用元 : http://humanmedia.co.jp/database/PDF/1-1.pdf

私も平日にシネコンで映画を見ることがありますが、超大作でも劇場は閑散としていて、たまに「貸し切りか!?」と錯覚してしまう時もあります。10~20人くらいなんてザラです。もはや土日しか稼ぐことができないのであれば、事業としての継続は難しいと考えられます。(住友商事のセグメント別IR情報を見てみましたが、セグメントの規模が大きすぎて状況が読み取れませんでした。)

また、関連する情報としていて、DVDのリッピング(吸い出し)が規制対象になる旨が著作権法に盛り込まれようとしている法律案が出ています。レンタルビデオショップのカウンターに堂々と置かれている書き込み用のDVDがいっぱいありますが、この点を危惧しての動きでしょうか。あるいは、違法ダウンロードへの対策でしょうか。


引用元 : http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/03/16/1318798_1.pdf

しかし、ホームネットワーク製品が少しずつ市場に出てきている中で、自らが購入したDVDをどの部屋でも見られるようにするためには、H.254形式などにエンコードする必要があります。そのためにはリッピングをする必要性がありますが、それが禁止となると、ホームネットワークの存在意義を否定することになります。『ホームサーバはただのファイル置き場になるだけ』というIT時代を逆行する動きをするわけです

頼みの3D映画も邦画では苦戦している

3月29日の朝日新聞の記事では、「3D、邦画から消える? 集客に苦戦、4月以降はゼロ」という見出しで邦画が3D映画に苦戦していることが書かれています。まあ、これは3Dテレビにメーカーが力を入れていくといった時から想像できたことではあるのですが、映画に来てくれるための期待の3Dが邦画では生かし切れなかったことを示していることでしょう。


引用元 : 3D、邦画から消える? 集客に苦戦、4月以降はゼロ

ただ、日本の場合映画館で見る場合の料金が非常に高いというのもネックになっているでしょう。大人料金が1800円というのは、海外と比べても割高過ぎますね。先進国では500円~1000円くらいが相場です。(ついでに言うと、ドリンクもポップコーンも高すぎますよねw)

家族4人で映画を見に行ったとして、ドリンクもポップコーンも入れると5000円は軽く超えてしまいます。これでは気軽に行ける娯楽にはなりえませんよね。私の友人などに聞くと、「邦画は家でレンタルして見ればいいよ」という人が数多くいます。これはまずいですね

映像コンテンツ市場の見直しが必要なのではないか

一方で、『けいおん』は深夜アニメの映画化ということにも関わらず興行収入は17億円と、『サマーウォーズ』に並ぶ勢いでした。アニメ映画は特典商法への批判があるものの、好況ということでしょう。しかし、実際にアニメーターの話を聞くと、仕事をする環境は劣悪だということを良く聞きます。

映像コンテンツとして、DVDレンタルや映像配信は過熱化したインフレに陥っていますが、劇場型の映像コンテンツは売れるもの売れないものの二極化が進んでいます。但し、映画館自体は儲かっているようには見えません。

企業も乱立させるだけでなく、統制が必要になのではないでしょうか。

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年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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