「高度経済成長期」や「バブル時代」を垣間見た気がする

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神田昌典さん監修、安達元一さん原案の「優しい会社」という本を読み終わりました。2011年7月発行なので比較的新しい本なのですが、神田さん監修ということもあり気になったので購入し、読んでみました。

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私もそうなのですが、現代に生きる若手の人たちで、現状に不満を持っている人たちは必ずや思う出あろう「高度経済成長期」「バブル」や「ゆとり世代」と呼ばれてしまっている新しい世代の見方を客観的に見ることができる、とても良い作品だと感じます。

マーケティング本ではなく、エンターテイメント寄りの小説になっています。神田さん監修ならではだなと思ったのが、それぞれの時期を春・夏・秋・冬と分けていることでしょうか。

冬の時代と言われているこの現代において、日本を取り巻く環境には不安要素がたくさんあります。経済成長の鈍化、政治問題、外交不安、新興国の急成長、大手企業の大リストラ、少子化現象、高齢化社会の到来、年金問題、原発問題など、安心できる状況にはありません。そんな中、団塊世代・団塊ジュニアと呼ばれる人たちが羨ましいと思う若い人たちは多いと思います。

例えば根性論を振りかざされたとしても、それは「高度経済成長期」だったからその考え方が通じたんだと思う人もいるのではないでしょうか。

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過去に囚われてしまうと前が見えなくなってしまう

「優しい会社」というタイトルではありますが、個人的には「会社」という視点で見るというよりは、「時代」という視点で見る作品かなと感じました。「最近の若い奴らの考えていることは分からん」と言う人もいますが、過去の目上の人たちも当時は同じように言っていたのではないでしょうか。そして、これから年を重ねていく人も同じようなことをさらに若い人たちに言うかもしれません。

「高度経済成長期」は何の努力もなくして生まれたものではないことが、この本を通じて感じ取れます。戦後何も物資がない状況から、必死になって日本を成長させるために努力してきた日本人がたくさん居たため、「高度経済成長期」になったわけです。モノがないからこそ必死になれたとも言えるかもしれませんが、今の社会ではハングリー精神を養うことは容易ではありません。

「いい高校に行って、いい大学に行って、大企業や役所に勤めれば人生安泰」というバブル期の発想も、今となっては虚像だったと言うことが分かりますが、当時の人たちからすればこのような世の中になるなんて想像できる訳がないでしょう。物心ついたらバブルがはじけ不況に陥っていた私たちからしたら、我を争ってタクシーを拾う人たちがいる社会は想像しがたいのと同じですね。

新たな世代の幕開けに備える時が来ている

今の若い人たちは「結婚しない・車を欲しがらない・お金を使わない」など、ない・ないと謳われていますが、前世代の考え方に当てはめて考えてしまっているからなだけがします。それがいいとか悪いとかではなく、新しい世代の考え方なのではないかと思います。時代や環境が変われば、考え方も変わるのは至極当然のことなのだと思うからです。

そして、今の日本を取り巻く環境は課題が山積みです。戦後から考えると、まさに「冬の時代」なのだと感じます。だからこそ、前向きに耐えるとともに種をたくさん蒔いていかなければならないのではないでしょうか。既存のビジネスモデルが落ち目を向かえているものがあれば、新しいビジネスモデルが生まれようと土の中に潜っている時代でもあるのでしょう。

しかし、今種を蒔いておかないと、「春の時代」は訪れません。春が来ても良い頃合いなのに、なかなか春がやってこない。それはそうでしょう、芽を出すためには種まきが必要ですから。(今、気候的には秋が全然訪れずに10月なのに30℃を越す日々がありますが・・・)

新しい世代に向けて動き出せるかどうかで、「春」を得られるかどうか変わってくるのではないでしょうか。

Written by Info Architecture

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もぐ
年齢 : 30代半ばの1児の新米パパ。ITネットワークから始まり、WEBディレクター、WEBシステム系のプロマネ、データ分析など色々やってるエンジニアです。WordPress、Webサービス構築、BIツール、IoTなどがトレンド。新しくて面白い仕事募集中。
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